殿岡潤

詩集

月光

月光

 

作詞:殿岡

作曲:佐々木 ゴンザレス

 

1

5月の真夜中 線路沿いを あてもなく歩いてる

きらめく 木々の葉 見て

 

電車が地響き 轟かせ 無神経に 過ぎ去る

冷めた目 浮かべた 人を乗せて

 

 

世界はまた深い 孤独のしじまに 包まれた

足元の花は 月に 照らされた

 

星の 見えない  都会の 黒焦げの空

僕らはそこに今 何を 描き出す

 

 

2

去年の秋口 飛び出した 故郷の空は今

満天の 星降るだろう

 

立ち止まり仰いだ 尖った月は 朧に揺らめいてた

消えない 孤独の 海に溺れ

 

 

今日も どこかで 人が出逢い別れて

今日も どこかで人は 死んでは生まれている

 

星の 見えない  都会の 黒焦げの空

僕らはそこに今 何を 描き出す

 

 

大サビ

汽笛の 音が しじまに こだましている

沈黙の 黒い夜に 答え 探してる

 

星の 見えない  都会の 黒焦げの空

僕らはそこに今 何を 描き出す